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テスト

転記元URL: https://zinichi.net/home/cz-697d2_00/
タイトル: 止まらない進化!? CZ-697Dのアップグレードを紹介!
カテゴリ: 3Dプリンター/DIY
投稿日: 2025.02.01

おかげさまでご好評いただいているCZ-697Dですが、姉妹品の CZ-617D の制作を通じて、色々とやりたかったことが実現できました。せっかく作った仕組みということで、CZ-697Dにも適用してみました。これらの機能は新規でご購入いただく方向けだけでなく、既存の購入者様に向けて有償アップグレードも対応いたします。

ことの発端

おかげさまでご好評いただいているCZ-697Dですが、姉妹品の CZ-617D の制作を通じて、色々とやりたかったことが実現できました。

せっかく作った仕組みということで、CZ-697Dにも適用してみました。

これらの機能は新規でご購入いただく方向けだけでなく、既存の購入者様に向けて有償アップグレードも対応いたします。

機能拡張1:ステレオスピーカーのマウント

X68000をご存じの方であれば全員が憧れた「あのスピーカー」を1/2サイズで制作したことがあります。今回のアップグレードで、このスピーカーをマウントできるようになりました!

マウンタの取り付け方は簡単。まずはマウンタをスピーカーに取り付けます。板ナットをセットした状態で、スピーカーへセット、ネジ止めするだけです。

モニターに対しても、同じ要領でネジ穴にあわせて取り付けてください。

一方で、このスピーカーの取り付けは、横に隙間が空くという課題があります。今回はZと並べて使うためのマウンタも付属させます。

専用マウンタを使うことで、やや高いところに取り付けます。実際にZと並べてみるとピッタリです。

【画像挿入位置:CZ-697Dにステレオスピーカーをマウントした状態、および専用マウンタを使用してZと並べた際の隙間がなくなった状態の写真】

機能拡張2:折りたたみ式スタンドと固定力の大幅強化

CZ-697Dの初期型は、スタンドが収納できませんでした。

しかし今回のアップグレードによりスタンドをたたむことができるようになり、使わない時は立てかけておくことができるようになります。

更にスピーカーを安定してマウントさせるために、スタンドの保持力を上げるためのゴムワッシャーの取り付けに対応しました。

【画像挿入位置:折りたたみ式スタンドの構造、およびゴムワッシャーを取り付けたスタンドの保持力強化の様子】

機能拡張3:リモコン操作に対応

#CZ697D をリモコン操作してみた😀 こいつぁ使いやすいぜーっ! @kunichiko はんには足向けて寝られまへんなぁ😊 pic.twitter.com/2xYjS9vWLm — ふゆき@パンタロン (@zinfyk) February 1, 2025

配布版はピッピッって受信音は鳴りません

今回の目玉機能です。CZ-697Dは普段使いにはちょうどよいモニタですが、VGAとHDMIの切替や音量などの変更をするときに、背面のボタンを押す必要があります。

長年これがやりづらいと思っていましたが、なななんと、リモコン操作できるようにアクセサリを制作していただきました!

作者は、あの KeplerX の制作者でもある くにちこ( @kunichiko ) さんです。あっという間の実装にびっくり(^^) くにちこさん、素晴らしいアイテムをありがとうございます!

詳細は別途投稿しますが、リモコンの信号を受信するための「レシーバーユニットとコントローラー」で構成しています。

なお、ブラウン管のCZモニターに付属していたコントローラー(リモコン)を使って操作することもできます。

リモコン操作できるモニターって実は希少ですよね!

【画像挿入位置:リモコン操作によるCZ-697Dの動作デモ、またはレシーバーユニットとコントローラーの構成図】

拡張機能4:電飾ユニットのLED

リモコンの受信ユニットを取り付けることで、より本物っぽくLEDが点灯するようになります。

受光部は15KHzの裏に設置されていまして、モニターの電源がOFFの時は主電源のみ、受信状態時はその他のLEDも点灯するようになります。

嬉しいディテールアップです。

【画像挿入位置:リモコン受信時に点灯する電飾ユニットのLEDの様子】

新型CZスピーカーの紹介

過去に数回配布したことがあるCZスピーカーは、もともとダイソーの300円スピーカーをリメイクしていました。

残念ながら終売となったため、新たにバージョンアップしました。

ユニットは小型化しましたが、良いアンプを搭載したことで互角の音が出るようになったと思っています。

今回はスピーカー取り付けの拡張を行うため、この投稿にて紹介いたします。

変更内容:1:スピーカーユニットを変更 2:密閉型ハウジングへ変更 3:電源入力端子をUSB-TypeCに変更(これは自動的に5Vへ変換して給電できるものを採用しています)

#CZスピーカー の調整が完了したので、ダイソースピーカーと因縁(?)の対決をさせてみた😀 ちなみにこのCZスピーカーはダイソースピーカーは一切使っていないので、もはやリメイクではなくなりました😊 比較するとダイソースピーカーは音が薄いですね、原因は箱の剛性かな🤔 pic.twitter.com/gK9T4EqtwK — ふゆき@パンタロン (@zinfyk) January 18, 2025 (音量注意)

CZスピーカーを仕上げてみた 今回のバージョンアップによって、電源はTypeCを使えるようにしました 給電側はAもCもおk😀 なか綿の量を半分にすることで少し音の角を取れました(プラシーボ🤔 pic.twitter.com/gCgRWulqsJ — ふゆき@パンタロン (@zinfyk) January 12, 2025

まぁコストは3倍以上に増えてしまったんですけどね(白目

【画像挿入位置:新型CZスピーカーの外観、ダイソースピーカーとの比較、およびUSB-TypeC給電の様子】

アップグレードプランの紹介

これらの内容はすべて必要というものではないと思います、なのでプランを選べるようにします。

【新外装】内容物: 造形物(フロント・リア・スタンド)・受光部パーツ・スイッチパーツ(1つ)・ゴムワッシャー(2つ)・デカール・背面ステッカー。説明(できること): スピーカーのマウント、収納式スタンドの対応

【受信機】内容物: 受光機能付きLEDユニット・赤外線制御ユニット・PHケーブル・電源配線用ケーブル・取り付けネジ(M2-6を2本・ワッシャー2つ)。説明(できること): CZモニター用コントローラー(リモコン)からの赤外線を受信

【リモコン】内容物: リモコン(コントローラー)。説明(できること): CZ-697D、CZ-617D、各ブラウン管CZモニタの操作が可能

【CZスピーカー】内容物: ステレオスピーカー・スピーカーマウンタ(6つ) 取り付けネジ(M4-10を2本・M3-15と板ナット4組)。説明(できること): CZ-697Dの音声を高音質に再生できるようになります。

すでにリモコンをお持ちの方のために、赤外線の受信機とコントローラーを別プランとしました。

新外装、受信機のみのプランは、既存ユーザー様向け限定といたします。

アップグレード作業は私の方で対応させていただきますが、御本人で行っていただくことも可能です。

2025年1月以降に新しくCZ-697Dをご購入いただく方は、新規外装版のご提供となります。

価格は仕入れにより変化しますので、配布時に都度設定とさせていただきます。

あとがき

これまでも細かな調整は適宜行っていたものの、大きな機能拡張を行わせていただきましたが、更に便利に楽しく使えるようになりました!

費用や配布時期はXで告知いたします。

おしまい

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テスト2

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【試験】web_book_agent 2026-09-18

目的

道具の書き込み試験です。

更新試験。

項目
表の試験2026-09-18
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【試験】下書き CZ-697D 2026-09-18

おかげさまでご好評いただいているCZ-697Dですが、姉妹品のCZ-617Dの制作を通じて、色々とやりたかったことが実現できました。せっかく作った仕組みということで、CZ-697Dにも適用してみました。これらの機能は新規でご購入いただく方向けだけでなく、既存の購入者様に向けて有償アップグレードも対応いたします。

ことの発端

CZ-697Dは、ふゆきじんいちさんが手がけるCZシリーズのモニターです。姉妹品のCZ-617Dを制作する過程で、いくつかの機能拡張が実現しました。そこで、せっかく作った仕組みをCZ-697Dにも適用し、既存の購入者様にも有償アップグレードとして提供することになりました。

機能拡張1:ステレオスピーカーのマウント

X68000をご存じの方であれば全員が憧れた「あのスピーカー」を1/2サイズで制作したことがあります。今回のアップグレードで、このスピーカーをマウントできるようになりました。

【画像挿入位置:1/2サイズのステレオスピーカーの全体写真】

マウンタの取り付け方は簡単です。まずはマウンタをスピーカーに取り付けます。板ナットをセットした状態で、スピーカーへセットし、ネジ止めするだけです。

【画像挿入位置:マウンタをスピーカーにネジ止めする作業写真】

モニターに対しても、同じ要領でネジ穴にあわせて取り付けてください。

一方で、このスピーカーの取り付けは、横に隙間が空くという課題があります。今回はZと並べて使うためのマウンタも付属させます。

【画像挿入位置:専用マウンタを使った取り付けイメージ】

専用マウンタを使うことで、やや高いところに取り付けます。実際にZと並べてみるとピッタリです。

【画像挿入位置:Zと並べて設置したスピーカーの完成写真】

機能拡張2:折りたたみ式スタンドと固定力の大幅強化

CZ-697Dの初期型は、スタンドが収納できませんでした。しかし今回のアップグレードによりスタンドをたたむことができるようになり、使わない時は立てかけておくことができるようになります。

【画像挿入位置:折りたたみ式スタンドのたたみ方と立てかけ状態の写真】

更にスピーカーを安定してマウントさせるために、スタンドの保持力を上げるためのゴムワッシャーの取り付けに対応しました。

機能拡張3:リモコン操作に対応

今回の目玉機能です。CZ-697Dは普段使いにはちょうどよいモニタですが、VGAとHDMIの切替や音量などの変更をするときに、背面のボタンを押す必要があります。長年これがやりづらいと思っていましたが、なんとリモコン操作できるようにアクセサリを制作していただきました。

作者は、あのKeplerXの制作者でもあるくにちこ(@kunichiko)さんです。あっという間の実装にびっくりしました。くにちこさん、素晴らしいアイテムをありがとうございます!

【画像挿入位置:リモコン操作のデモ写真】

詳細は別途投稿しますが、リモコンの信号を受信するための「レシーバーユニットとコントローラー」で構成しています。なお、ブラウン管のCZモニターに付属していたコントローラー(リモコン)を使って操作することもできます。リモコン操作できるモニターって実は希少ですよね!

配布版はピッピッって受信音は鳴りません。

拡張機能4:電飾ユニットのLED

リモコンの受信ユニットを取り付けることで、より本物っぽくLEDが点灯するようになります。受光部は15KHzの裏に設置されていまして、モニターの電源がOFFの時は主電源のみ、受信状態時はその他のLEDも点灯するようになります。嬉しいディテールアップです。

【画像挿入位置:LEDが点灯した電飾ユニットの写真】

新型CZスピーカーの紹介

過去に数回配布したことがあるCZスピーカーは、もともとダイソーの300円スピーカーをリメイクしていました。残念ながら終売となったため、新たにバージョンアップしました。ユニットは小型化しましたが、良いアンプを搭載したことで互角の音が出るようになったと思っています。今回はスピーカー取り付けの拡張を行うため、この投稿にて紹介いたします。

【画像挿入位置:新型CZスピーカーの全体写真】

変更内容は以下の通りです。

1:スピーカーユニットを変更
2:密閉型ハウジングへ変更
3:電源入力端子をUSB-TypeCに変更(これは自動的に5Vへ変換して給電できるものを採用しています)

比較するとダイソースピーカーは音が薄いですね、原因は箱の剛性かな。まぁコストは3倍以上に増えてしまったんですけどね(白目)

アップグレードプランの紹介

これらの内容はすべて必要というものではないと思います、なのでプランを選べるようにします。

プラン内容物説明(できること)
新外装造形物(フロント・リア・スタンド)・受光部パーツ・スイッチパーツ(1つ)・ゴムワッシャー(2つ)・デカール・背面ステッカースピーカーのマウント、収納式スタンドの対応
受信機受光機能付きLEDユニット・赤外線制御ユニット・PHケーブル・電源配線用ケーブル・取り付けネジ(M2-6を2本・ワッシャー2つ)CZモニター用コントローラー(リモコン)からの赤外線を受信
リモコンリモコン(コントローラー)CZ-697D、CZ-617D、各ブラウン管CZモニタの操作が可能
CZスピーカーステレオスピーカー・スピーカーマウンタ(6つ)・取り付けネジ(M4-10を2本・M3-15と板ナット4組)CZ-697Dの音声を高音質に再生できるようになります。

すでにリモコンをお持ちの方のために、赤外線の受信機とコントローラーを別プランとしました。新外装、受信機のみのプランは、既存ユーザー様向け限定といたします。アップグレード作業は私の方で対応させていただきますが、御本人で行っていただくことも可能です。2025年1月以降に新しくCZ-697Dをご購入いただく方は、新規外装版のご提供となります。価格は仕入れにより変化しますので、配布時に都度設定とさせていただきます。

あとがき

これまでも細かな調整は適宜行っていたものの、大きな機能拡張を行わせていただきましたが、更に便利に楽しく使えるようになりました!費用や配布時期はXで告知いたします。

おしまい

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【試験】新規記事 アップグレードの選び方 2026-09-18

CZ-697Dをすでにお持ちの方へ、有償アップグレードの選び方についてまとめます。今回のアップグレードは4つのプラン(新外装・受信機・リモコン・CZスピーカー)から構成されています。既存の購入者向けには、新外装と受信機のみのプランが限定で用意されます。費用や配布時期はXで告知されるため、ここでは「自分に必要なプランはどれか」を選ぶための目安として書いています。

4つのプランでできること

まず、各プランで何が変わるのかを整理します。

新外装:フロント・リア・スタンドの造形物、受光部パーツ、スイッチパーツ、ゴムワッシャー、デカール、背面ステッカーが含まれます。ステレオスピーカーのマウントが可能になり、スタンドは折りたたみ式で使わない時は収納できます。ゴムワッシャーでスピーカーの保持力も強化されます。

受信機:受光機能付きLEDユニット、赤外線制御ユニット、ケーブル類、取り付けネジが含まれます。リモコンからの赤外線信号を受信してリモコン操作に対応し、電飾ユニットのLEDが点灯して本物らしいディテールアップが実現します。

リモコン:CZ-697D、CZ-617D、および各ブラウン管CZモニタの操作が可能になります。VGA/HDMI切替や音量変更など、背面ボタン操作が不要になり利便性が向上します。すでにリモコンをお持ちの方は、このプランをスキップして受信機のみ購入できます。

CZスピーカー:ステレオスピーカー、マウンタ、取り付けネジが含まれます。CZ-697Dの音声を高音質で再生できるようになります。小型化しつつ良いアンプを搭載し、従来のダイソースピーカーリメイク版と同等以上の音質を実現しています。密閉型ハウジングに変更され、電源入力端子がUSB-TypeCに変更されています。

既存購入者向けの限定プラン

既存の購入者向けには、新外装と受信機のみのプランが限定で用意されます。すでにCZ-697Dをお持ちで、外装を新バージョンに更新しつつリモコン操作と電飾の点灯に対応させたい方には、この限定プランがそのまま対象になります。

自分に必要なプランの選び方

選び方の目安を挙げます。

外装を新バージョンに更新したい、スピーカーのマウントを可能にしたい場合は新外装。リモコン操作に対応させたい、電飾のLEDを点灯させたい場合は受信機。リモコン自体をまだ持っていない場合はリモコンも必要です(すでに持っていれば受信機のみでよい)。音声を高音質で再生したい場合はCZスピーカー

既存購入者の方は、限定プラン(新外装+受信機)を軸に考え、リモコンを持っていない場合はリモコンを追加、音質向上も欲しい場合はCZスピーカーを追加、という形になります。

費用と配布時期

費用や配布時期はXで告知されます。具体的な金額や時期はここでは書かないので、告知を待ってください。

【画像挿入位置:4つのプラン(新外装・受信機・リモコン・CZスピーカー)の全体像を示す写真】

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ITX68000Lにフロッピーディスクの「魂」を灯す

ITX68000Lに、フロッピーディスクのイジェクトボタンとアクセスLEDを実装しました。X68000用エミュレータと連携して、実機さながらの挙動を再現しています。

X68000という存在

1987年にシャープが発売したX68000は、当時としては画期的な性能を持つビンテージコンピュータでした。最大65,536色の表示能力やFM音源による豊かなサウンド、そしてコーディングのしやすさを武器に、少年たちの心を掴みました。

このマシンは、ゲームクリエイターやCGアーティストなど、コンピュータを使いこなす様々なクリエイターを排出しました。私自身も、X68000でゲームを遊び、その表現力の高さに魅了された一人です。

【画像挿入位置:X68000の実機写真(マンハッタンシェイプのツインタワー型デザイン)】

ITX68000Lの現状

ITX68000Lは、私が制作・頒布しているMiniITXマザーボード用PCケースです。X68000のデザインを再現しつつ、RTX 4070 Ti Superのような大型グラボまで搭載できる設計になっています。

幅140・高さ325・奥行き295mmのコンパクトな筐体に、SFX-L電源や2.5インチSSD2基、背面・底面・天面のファン配置まで詰め込みました。ABSとレジン素材で制作しています。

すでにHDDのアクセスランプを実装しており、X68000が電源のON/OFFに連動して独特な点滅を行う挙動を忠実に再現しています。

【画像挿入位置:ITX68000Lの完成写真(グラボ搭載状態)】

欠けていたもの

X68000にあって、ITX68000Lにまだなかったものは2つです。

  1. フロッピーディスクのイジェクトボタン
  2. フロッピードライブのアクセスステータスを表示するLED

これらがなければ、X68000の「魂」が完全に再現されたとは言えません。今回、この2つを開発しました。

XEiJ+t と XM6t

ただし、これらの機能を利用するには、XEiJ+t と XM6t という「X68000用エミュレータ」を使う必要があります。エミュレータ上でX68000を動かすことで、フロッピーディスクのアクセスやイジェクトのシグナルを取得し、物理的なLEDやボタンに反映させる仕組みです。

実現できると思っていなかった

正直に言うと、長年Windowsで動かしているX68000のエミュレータのフロッピードライブに関する情報を、物理的なLEDに連動させるなんてことができると思っていなかったんです。

SNSで「やりたい」とつぶやいたところ、以前からお世話になっている「たんぼ」さんから「やってみよう」と声をかけていただきました。

テスト制作

本当に実現できるかを検証するために、秋月電子さんで「USB接続デジタル入出力モジュール」を購入しました。これをPCに接続し、以下の流れでLEDを点滅させることに成功しました。

WINDOWS → X68000エミュレータ → USB接続デジタル入出力モジュール → LED

【画像挿入位置:USB接続デジタル入出力モジュールとLEDの接続写真】

本制作

しかし、秋月電子のUSB接続デジタル入出力モジュールでは、ITX68000Lの筐体に入らないことが判明しました。小型のモジュールを開発する必要があり、また、専用のファームウェアの開発も必要です。

秋月電子のモジュールに書かれている回路図を参考に、担当を振り分けた結果、以下のようになりました。

まさに最強布陣です。

【画像挿入位置:開発した小型モジュールの基板写真】

嬉しいハプニング

もともとはフロッピーディスクのアクセスLEDだけの対応予定だったのですが、せっかく基板をつくるのであれば、ディスクイジェクトボタンも対応しよう!ということになりました。

ええ、なんでもできるんですね。

素人の試行錯誤

ふゆきのKiCadレベルは緑帯程度です。たんぼさんの先輩に色々とご監修いただきつつ、試行錯誤を繰り返しました。

【画像挿入位置:KiCadでのPCB設計画面のスクリーンショット】

筐体の見直し

LEDランプはもともと光らせる余地を残していたものの、イジェクトボタンは想定外でした。CADデータの修正、押し心地の確認、コンパクトな筐体に無駄なく装着できるように小型化させるなど、実は困難を極めました。

【画像挿入位置:イジェクトボタンの装着部分の拡大写真】

完成

XM6tを使い、大好きなゲームを動かしました。フロッピーディスクのアクセスもイジェクトボタンも完璧に動作します。

実際にディスクが出てこないのが変な感じです。

【画像挿入位置:完成したITX68000Lでゲームを動かしている写真(フロッピーLED点灯中)】

あとがき

(ここは私が書く。)

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【試験】ITX68000L 書き直し 2026-09-18

今回は、私が制作・頒布しているX68000風MiniITXケース「ITX68000L」に、フロッピーディスクのイジェクトボタンとアクセスLEDを実装した話です。Windows上で動くX68000用エミュレータの動作を、筐体の物理的なボタンやLEDに連動させるという、もともと実現できると思っていなかったことを、たんぼさんたちと協力して形にしました。レトロPCの自作や、エミュレータの周辺機器化に興味のある方に向けて書いています。

予備知識:X68000シリーズ

X68000は、1987年にシャープが発売したパーソナルコンピュータで、現在では伝説のビンテージコンピュータとして知られています。最大6万5536色のグラフィックスやFM音源による音楽性能など、当時としては画期的な性能を備えており、少年たちの心を強く掴みました。

表現力の高さやコーディングのしやすさを武器に、X68000はコンピュータを使いこなすさまざまなクリエイターを排出しました。システムコールやハードウェア構成が公開されていたこともあって、自作や改造の文化も根づいた、特別なマシンだったと言えます。

予備知識:ITX68000L

ITX68000Lは、X68000の外観を再現したMiniITXマザーボード用のPCケースで、私が制作・頒布しているものです。一般的なMiniITXマザーボードに対応し、2.5スロット・長さ270mmまでのビデオカードまで搭載できるのが特徴です。

対応パーツや組み込みの手順は、私のブログの「グラボも入るぞ! ITX68000Lを紹介!」と「グラボも入る『ITX68000L』パーツ組み込み編!」の2記事に詳しく記載しています。今回の記事は、その筐体に追加した機能の話です。

すでに実装されているもの

ITX68000Lには、HDDのアクセスランプの点灯がすでに実装されています。X68000は電源のON/OFFに連動して、独特な点滅を行なうのですが、この挙動を忠実に再現しています。

一方で、X68000にあってITX68000Lにないものも2つありました。1つはフロッピーディスクのイジェクトボタン、もう1つはフロッピードライブのアクセスステータスを表示するLEDです。今回開発したのは、まさにこの2つです。

そもそも実現できると思っていなかった

長年Windowsで動かしているX68000のエミュレータについて、フロッピードライブに関する情報を物理的なLEDに連動させるなんてことができるのか、私は正直思っていなかった。エミュレータはあくまでソフトウェアの世界で、筐体のハードウェアにまで手を伸ばす発想が私にはなかったのです。

ところがSNSでそのことをつぶやいたところ、以前からお世話になっている「たんぼ」さんから「やってみよう」と声をかけていただきました。ここから、今回の開発が始まります。なお、XEiJ+tとXM6tというX68000用エミュレータを使うことで、今回実装した機能を利用できます。

テスト制作

本当に実現できるかを検証するために、まず秋月電子さんで「USB接続デジタル入出力モジュール」を購入しました。これをPCに接続し、エミュレータから信号を送ってLEDを点滅させる構成を試します。

Windows → X68000エミュレータ → USB接続デジタル入出力モジュール → LED、という流れでLEDを点滅させることに成功しました。エミュレータのフロッピーアクセス情報をUSB経由で取り出し、物理的なLEDに反映できることが実証されたのです。

本制作

ところが、テストに使った秋月電子のUSB接続デジタル入出力モジュールは、ITX68000Lの筐体に入らないことがわかりました。小型のモジュールを開発する必要があり、さらに専用のファームウェアの開発も必要になります。

そこで、秋月電子のモジュールに書かれている回路図を参考に、担当を振り分けることにしました。回路図はたんぼさんとふゆき、PCBはふゆきとたんぼさんの先輩、ファームウェアはたんぼさんが担当します。まさに最強布陣である。

嬉しいハプニング発生!

もともとは、フロッピーディスクのアクセスLEDだけの対応予定でした。しかし、せっかく基板をつくるのであれば、ディスクイジェクトボタンも対応しよう、ということになりました。

ええ、なんでもできるんですね。基板を1枚増やすコストはかかりますが、LEDとボタンをまとめて実装できるなら、筐体としての完成度は大きく上がります。この判断は、後の完成度を大きく左右するものになりました。

いうてもふゆきは素人

いうてもふゆきは素人です。ふゆきのKicadレベルは緑帯程度で、PCB設計の経験はほとんどありません。

たんぼさんの先輩に色々とご監修いただきつつ、試行錯誤を繰り返しました。回路の検証、レイアウトの修正、実装後の動作確認。素人だからこそ手間がかかる工程を、先輩方の知見を借りながら一つずつ乗り越えていきました。

ITX68000Lの見直し

LEDランプはもともと光らせる余地を残していたものの、イジェクトボタンは想定外でした。ボタンをどこに置くのか、どうやって筐体に組み込むのか、ゼロから考え直す必要があったのです。

CADデータの修正、押し心地の確認、コンパクトな筐体に無駄なく装着できるように小型化させるなど、実は困難を極めました。既存の筐体を壊さずに機能を追加するというのは、一見簡単なようでいて、寸法や強度、使い心地のバランスをすべて取り直す作業になります。

完成

完成したITX68000Lで、XM6tをつかい、大好きなゲームを動かしました。フロッピーディスクのアクセスもイジェクトボタンも、完璧に動作します。

実際にディスクが出てこないのが変な感じです。ボタンを押すと「カチッ」と音がしてLEDが点滅するのに、ディスクは出てこない。エミュレータの世界と現実の筐体が、ちょうどいい距離感で混ざり合っている、そんな感覚です。

あとがき

(ふゆきさんが書く)

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ITX68000Lにフロッピーの鼓動を! イジェクトボタンとアクセスLEDの実装

目次

・予備知識:X68000シリーズ
・予備知識:ITX68000L
・すでに実装されているもの
・X68000にあって、ITX68000Lにないもの
・今回開発したもの
・そもそも実現できると思っていなかった
・テスト制作
・本制作
・嬉しいハプニング発生!
・いうてもふゆきは素人
・ITX68000Lの見直し
・完成
・あとがき

予備知識:X68000シリーズ

X68000シリーズは、シャープが1987年に発売したパーソナルコンピュータのシリーズです。通称「ペケロク」「ロクハチ」と呼ばれ、今では伝説のビンテージコンピュータとして語り継がれています。

当時としては画期的な性能を備えていました。最大6万5536色の多色グラフィック、シンセサイザーに匹敵するFM音源、そしてアセンブラが扱いやすいMC68000の命令セット。少年たちの心を掴んで離さなかったのは、まさにこの表現力の高さです。

さらにコーディングのしやすさという武器もあり、X68000はコンピュータを使いこなす様々なクリエイターを排出しました。ゲームクリエイター、音楽クリエイター、そして数多くの同人作家。このマシンからキャリアをスタートさせた人々は、今もなお日本のエンタメ業界を支えています。

【画像挿入位置:X68000の実機写真(マンハッタンシェイプの筐体)】

予備知識:ITX68000L

ITX68000Lは、MiniITXマザーボード用のPCケースです。X68000の筐体を忠実に再現しつつ、現代のPCパーツを搭載できるように設計しています。これは私が制作・頒布しているものです。

幅140・高さ325・奥行き295mmのコンパクトな筐体に、GeForce RTX4070Ti Superクラスのビデオカードまで収まる設計が特徴です。X68000の「マンハッタンシェイプ」を3Dプリンターで再現し、実機さながらの佇まいをデスクの上で楽しめます。

詳細は下記のページに記載していますので、あわせてご覧ください。

・グラボも入るぞ! ITX68000Lを紹介!
・グラボも入る「ITX68000L」パーツ組み込み編!

【画像挿入位置:ITX68000Lの完成写真(実機との比較)】

すでに実装されているもの

ITX68000Lには、すでにHDDのアクセスランプの点灯機能が実装されています。X68000は電源のON/OFFに連動して独特な点滅を行うのですが、この挙動を忠実に再現しています。

電源を入れると、HDDのランプがゆっくりと点滅しながら起動していく。あの「X68000が息を吸っている」ような感覚を、現代のPCでも味わえるようにしたかったのです。この部分はすでに完成しており、多くのフォロワーさんにも好評をいただいています。

【画像挿入位置:HDDアクセスランプの点滅の様子】

X68000にあって、ITX68000Lにないもの

しかし、X68000にあってITX68000Lにないものがありました。それは以下の2点です。

1:フロッピーディスクのイジェクトボタン
2:フロッピードライブのアクセスステータスを表示するLED

X68000のフロントには、5.25インチのフロッピーディスクドライブが2基搭載されていました。ディスクを挿入するとアクセスLEDが点滅し、イジェクトボタンを押すとディスクが「カチッ」と出てくる。あの操作感と、LEDの点滅がもたらす「マシンが動いている」感覚は、X68000の体験を語る上で欠かせない要素です。

ITX68000Lは現代のPCケースなので、物理的なフロッピードライブは搭載していません。しかし、X68000のエミュレータを動かす場合、この「フロッピーの鼓動」がないと、どうしても物足りなさを感じてしまうのです。

【画像挿入位置:X68000実機のフロント(FDDとイジェクトボタン、LED)】

今回開発したもの

そこで今回、以下の2つを開発しました。

1:フロッピーディスクのイジェクトボタン
2:フロッピードライブのアクセスステータスを表示するLED

ただし、これらはXEiJ+tとXM6tという「X68000用エミュレータ」を使うことで初めて機能します。エミュレータがフロッピードライブのアクセス情報を検知し、それを物理的なLEDに連動させる。さらにイジェクトボタンを押すと、エミュレータ上の仮想ディスクが「イジェクト」される、という仕組みです。

【画像挿入位置:XEiJ+t / XM6tのスクリーンショット】

そもそも実現できると思っていなかった

正直に告白すると、そもそも実現できると思っていなかったのです。

長年Windowsで動かしているX68000のエミュレータ。そのフロッピードライブに関する情報を、物理的なLEDに連動させるなんてことができるのか? イジェクトボタンを押して、エミュレータ上のディスクが出てくるなんて、夢のまた夢だと思っていたのです。

ある日、SNSで「ITX68000LにフロッピーのLEDとイジェクトボタンをつけられたらいいなぁ」とつぶやいたところ、以前からお世話になっている「たんぼ」さんから「やってみよう」と声をかけていただきました。

あの瞬間、胸が熱くなりました。自分では「無理だ」と諦めていたことを、誰かが「やってみよう」と言ってくれる。その一言が、このプロジェクトの始まりでした。

【画像挿入位置:SNSでのつぶやきとたんぼさんのリプライのスクリーンショット】

テスト制作

本当に実現できるかを検証するために、まずテスト制作から始めました。

秋月電子さんで「USB接続デジタル入出力モジュール」を購入し、これをPCに接続します。そして、以下の流れでLEDを点滅させることに成功しました。

WINDOWS → X68000エミュレータ → USB接続デジタル入出力モジュール → LED

エミュレータがフロッピーにアクセスした瞬間、USBモジュール経由でLEDが点灯する。あの「カチッ」という音は 없지만、LEDの点滅を見るたびに「X68000が動いている」という実感が湧いてきました。

このテストで、原理的には実現可能であることが確認できました。次の課題は、このUSBモジュールをITX68000Lの筐体にはめ込むことです。

【画像挿入位置:USB接続デジタル入出力モジュールとPCの接続写真】

本制作

しかし、秋月電子のUSB接続デジタル入出力モジュールでは、ITX68000Lの筐体に入らないことが判明しました。幅140mmのコンパクトな筐体に、このサイズのモジュールは収まりません。

そこで、小型のモジュールを開発する必要がありました。また、専用のファームウェアの開発も必要です。秋月電子のモジュールに書かれている回路図を参考に、担当を振り分けていただきました。

回路図:たんぼさん、ふゆき
PCB:ふゆき、たんぼさんの先輩
ファームウェア:たんぼさん

まさに最強布陣です。回路設計、PCB設計、ファームウェア開発の3本柱が揃い、それぞれが得意分野を担ってくれました。この布陣があれば、きっと実現できる。そう確信しました。

【画像挿入位置:回路図とPCB設計のスクリーンショット】

嬉しいハプニング発生!

本制作が進む中で、嬉しいハプニングが発生しました。

もともとはフロッピーディスクのアクセスLEDだけの対応予定だったのですが、「せっかく基板をつくるのであれば、ディスクイジェクトボタンも対応しよう!」とたんぼさんから提案があったのです。

ええ、なんでもできるんですね(白目)

LEDだけならUSBモジュールの流用で済んだかもしれないのに、基板を新規に作るならボタンも足そう、という発想。この「ついでに全部やろう」精神こそ、DIYの醍醐味だと思います。結果として、ITX68000LはX68000のフロントをより忠実に再現できるようになりました。

【画像挿入位置:イジェクトボタンを追加した基板の写真】

いうてもふゆきは素人

しかし、いうてもふゆきは素人です。

ふゆきのKicadレベルは緑帯程度。PCB設計は初めてというわけではありませんが、実用的な基板を設計するのは初めてです。たんぼさんの先輩に色々とご監修いただきつつ、試行錯誤を繰り返しました。

配線のルートを間違えたり、コンポーネントの配置が筐体に収まらなかったり、はんだ付けで足を飛ばしたり。そのあたりは割愛しますが、トラブルや超えなければならない壁などたくさんありました。

それでも、先輩の「ここはこうするといいよ」という一言が、いつも背中を押してくれました。素人でも、正しい人に助けてもらえれば、ちゃんと形にできる。そう実感したプロジェクトでした。

【画像挿入位置:KicadでのPCB設計画面と、はんだ付け中の写真】

ITX68000Lの見直し

LEDランプはもともと光らせる余地を残していたものの、イジェクトボタンは想定外でした。

CADデータの修正、押し心地の確認、コンパクトな筐体に無駄なく装着できるように小型化させるなど、じつは困難を極めました。幅140mmの筐体に、ボタンを押しやすく、かつ見た目を崩さずに配置する。このバランス調整に、何度もCADをいじくり回しました。

ボタンの押し心地も重要です。X68000のイジェクトボタンは「カチッ」とした感触がありますが、3Dプリンターで再現するのは意外と難しい。素材の硬さ、バネの強さ、ストロークの長さ。何度も試作を繰り返し、やっと「これだ」という感触に辿り着きました。

【画像挿入位置:CADデータと、イジェクトボタンの試作写真】

完成

そして、完成です。

XM6tを使い、大好きなゲームを動かします。フロッピーディスクのアクセスも、イジェクトボタンも、完璧に動作します。ディスクを「挿入」するとLEDが点滅し、イジェクトボタンを押すと「カチッ」と音がして、エミュレータ上のディスクがイジェクトされる。

ただし、実際にディスクが出てこないのが変な感じです(汗)

物理的には何も出てこないのに、ボタンを押した瞬間に「ディスクが出た」という感覚になる。この「実在しないものの実在感」を、X68000の体験として再現できたことに、大きな満足感があります。

【画像挿入位置:完成したITX68000Lでゲームを動かしている写真(LED点滅とイジェクトボタン)】

あとがき

(ふゆきさんが書く)

おしまい

ブログの素案

フロッピーの鼓動を、筐体で。ITX68000LにイジェクトボタンとアクセスLEDを実装した話

ITX68000Lに、フロッピーディスクのイジェクトボタンと、アクセスLEDを実装しました。X68000用エミュレータを動かしながら、実機さながらにランプが点滅し、ボタンを押すとディスクがイジェクトされる、あの感覚を、コンパクトな筐体の中で味わえるようにした話です。

目次

ことの発端

ITX68000Lは、私が制作・頒布しているMiniITXマザーボード用のPCケースです。X68000の佇まいを、今のパーツで再現できる、そんなケースです。

実はこのケース、HDDのアクセスランプはすでに実装済みでした。X68000は電源のON/OFFに連動して独特な点滅を行なうのですが、その挙動を忠実に再現しているんです。電源を入れると、あの懐かしいリズムでランプが明滅する。このあたりは、すでに完成していた部分です。

【画像挿入位置:ITX68000Lの全体と、点滅するHDDアクセスランプ】

ITX68000Lに、まだなかったもの

ただ、X68000にあってITX68000Lにないものが、二つありました。

一つは、フロッピーディスクのイジェクトボタン。もう一つは、フロッピードライブのアクセスステータスを表示するLEDです。実機では、ディスクを読み書きするたびにこのLEDが点滅し、ボタンを押すとディスクが「カチッ」と出てくる。あの感覚が、ITX68000Lにはまだなかったんです。

そこで今回、この二つを実装することにしました。ただし、XEiJ+t と XM6t というX68000用エミュレータを使うことで、これらの機能を利用できるようにします。実機のドライブそのものではなく、エミュレータの情報を物理的なボタンとLEDに落とし込む、という形です。

【画像挿入位置:実機のフロッピーイジェクトボタンとアクセスLED、とITX68000Lの比較】

そもそも実現できると思っていなかった

正直に言いますと、そもそも実現できると思っていなかったんです。

長年Windowsで動かしているX68000のエミュレータ。そのフロッピードライブに関する情報を、物理的なLEDに連動させるなんてことができるのか、と。エミュレータの中の世界と、筐体の外の物理世界を繋ぐ、その橋が架かるのか、自分では到底想像がつきませんでした。

ところが、SNSで「やりたいなぁ」とつぶやいたところ、以前からお世話になっている「たんぼ」さんから「やってみよう」と声をかけていただいたんです。この一言が、すべてのはじまりでした。

テスト制作:秋月のモジュールで検証

本当に実現できるのか、まず検証したかったんです。そこで秋月電子さんで「USB接続デジタル入出力モジュール」を購入しました。

これをPCに接続して、次のような流れでLEDを点滅させてみたんです。

WINDOWS → X68000エミュレータ → USB接続デジタル入出力モジュール → LED

……点滅しました。エミュレータのフロッピーアクセスが、物理的なLEDにちゃんと反映されたんです。あの瞬間、本当に嬉しかった。実現できる、と確信できた瞬間でした。

【画像挿入位置:USB接続デジタル入出力モジュールと、点滅するLEDのテスト風景】

本制作:最強布陣で基板を開発

ただ、ここで壁にぶつかりました。秋月電子のUSB接続デジタル入出力モジュールでは、ITX68000Lの筐体に入らないんです。コンパクトな筐体に収めるには、小型のモジュールを開発する必要があり、また専用のファームウエアの開発も必要でした。

そこで、秋月電子のモジュールに書かれている回路図を参考に、担当を振り分けたんです。

回路図:たんぼさん、ふゆき
PCB:ふゆき、たんぼさんの先輩
ファームウエア:たんぼさん

まさに最強布陣である。回路・基板・ファームウエア、それぞれの得意な人が揃った、この布陣に、ふゆきも胸を躍らせました。

【画像挿入位置:開発した小型モジュールの基板と、回路図】

嬉しいハプニング発生!

ここで、嬉しいハプニングが発生しました。

もともとは、フロッピーディスクのアクセスLEDだけの対応予定だったんです。ところが、「せっかく基板をつくるのであれば、ディスクイジェクトボタンも対応しよう!」となったんです。

ええ、なんでもできるんですね。LEDだけならLEDだけ、ボタンもつけたいならボタンも、と。基板を新しく作るなら、ここで一気に両方対応してしまう、という、なんとも贅沢な判断が下りました。我ながら、この布陣の強さを実感した瞬間です(白目)

いうてもふゆきは素人

とはいえ、いうてもふゆきは素人です。

ふゆきのKicadレベルは、緑帯程度。PCBの設計は、たんぼさんの先輩に色々とご監修いただきつつ、試行錯誤を繰り返しました。ここは、先輩の知恵と、ふゆきの根性で乗り切った、そんな感じでした。

【画像挿入位置:KicadでPCBを設計している画面、または監修をいただく様子】

ITX68000Lの見直し

基板ができたところで、今度は筐体側の話です。

LEDランプは、もともと光らせる余地を残してはいたものの、イジェクトボタンは完全に想定外でした。ボタンを置く場所が、そもそもなかったんです。

そこでITX68000Lの見直しに着手しました。CADデータの修正、押し心地の確認、コンパクトな筐体に無駄なく装着できるように小型化させるなど、じつは困難を極めたんです。押し心地が硬すぎても、柔らかすぎてもいけない。あの「カチッ」とした実機の感覚に近づけるには、何度も試作を繰り返しました。

【画像挿入位置:イジェクトボタンの試作と、押し心地を確認している様子】

完成

そして、完成です。

XM6tをつかい、大好きなゲームを動かします。フロッピーディスクのアクセスも、イジェクトボタンも、完璧に動作するんです。ディスクを読み書きするたびにLEDが点滅し、ボタンを押すと「カチッ」と反応する。

ただ、一つだけ変なところがあります。実際にディスクが出てこないんです。ボタンを押しても、物理的なディスクは出てこない。あの「カチッ」という感覚だけが、そこにある。ちょっとだけ、寂しいような、嬉しいような、そんな気持ちになりました。

【画像挿入位置:XM6tを動かしながら、点滅するアクセスLEDとイジェクトボタン】

あとがき

(ふゆきさんが書く)

おしまい

LLM性能評価

LLM性能評価

20260916-デバッグ評価-ThinkingOFF

LLMデバッグ担当を決め直すため、gpt-oss:120b と Qwen3.8(NVFP4・8bit)を、適切な設定と整えた依頼で測り直した記録です。Qwen3.8 bf16 は後日対応とし、今回は測っていません。

0. サマリ

ふゆきさんへ: 3モデルとも、正解はすべて「指摘なし」が答えの本で取ったもので、欠陥を見つけて正解した本はありません。成績だけで並べると 8bit、NVFP4、gpt-oss の順です。

モデル 正解 要検討 不正解 採点不能 見つけるべき欠陥8件の検出 作り直した4本の誤った指摘
Qwen3.8 8bit 4 2 4 1 部分的に1(ほかに一覧外の正しい指摘1) 2
Qwen3.8 NVFP4 4 1 5 1 0 0
gpt-oss:120b 4 0 6 1 0 4
モデル 作り直した4本の所要時間合計 最長の1本 必要だった出力枠 読み込み時のメモリ
Qwen3.8 8bit 約1,053秒 397.2秒(Alexa) 8,192 で全件書き切り(最大7,014トークン使用) サーバー使用約28.6GB、空き56%
Qwen3.8 NVFP4 約367秒 151.3秒(Alexa) 8,192 で全件書き切り(最大7,070トークン使用) 重み約18GB
gpt-oss:120b 約702秒 284.9秒(Alexa) 20,000 まで広げて全件書き切り(最大16,737トークン使用) 固定メモリ約66GB、空き12〜15%

1. LLM の設定

ふゆきさんへ: 本番の出力枠 4,096 は、整えた依頼に対して小さすぎます。特に gpt-oss は、このままでは今回の4本のどれにも回答を返せません。

1-1. 対象モデル
キー モデル 実行基盤 重みの大きさ
gptoss gpt-oss:120b Ollama(11434) 65,369,818,941 バイト
nvfp4 qwen3.8:27b-mlx(NVFP4) Ollama(11434) 18,174,721,847 バイト
q8 mlx-community/Qwen3.8-27B-8bit MLX mlx_lm.server(11436) 30,064,771,072 バイト
bf16 mlx-community/Qwen3.8-27B-bf16 MLX mlx_lm.server(11436) 54,760,833,024 バイト(今回対象外)
1-2. 本番の設定(2026-09-16 時点の実物)
1-3. 測定で使った設定
測定 モデル コンテキスト 出力枠 その他
元の7本 3モデル 32,768(8bit は MLX のため指定不可) 8,192 thinking off、temperature 0、top_p 1、各1回、判定マーカー指示なし
作り直した4本 NVFP4 65,536 8,192 本番と同じ判定マーカー指示あり、上限3600秒
作り直した4本 8bit MLX のため指定不可 8,192 同上
作り直した4本 gpt-oss 65,536 → 32,768 8,192 → 16,384 → 20,000 同上。本文が空・打ち切りのたびに広げた
1-4. 実測から分かった適切な設定

2. テスト項目

ふゆきさんへ: 過去に Codex が実際に投げたデバッグ依頼11本を使いました。そのうちコードも差分も無かった4本は、LLM が確かめようのない依頼だったため、当時のコードを貼って作り直しました。

2-1. 項目の選び方
2-2. 欠陥を見つける本
mox_law_v2
alexa_handoff_initial
mox_law_initial_retry(作り直し)
skm_phase5_compact_retry(作り直し)
alexa_weather_initial_retry(作り直し)
smartphone_axis_initial
2-3. 指摘なし・誤指摘しないことが答えの本
mox_law_v3
airscope_led_initial
airscope_led_review2
codex_control_same_turn_retry
every_golf_serigaya_recovery_retry(作り直し)
2-4. 評価から外した4本(コード無し)

3. テスト結果

ふゆきさんへ: 判定は「正解・要検討・不正解・採点不能」の4つです。所要時間は回答1本の実時間で、各モデルの最初の1本はモデルの読み込み時間を含みます(MLX は読み込み時間を分けて測れません)。

3-1. 判定の意味
3-2. 11本の判定と所要時間
テスト 答え gpt-oss NVFP4 8bit
mox_law_v2 欠陥2件 不正解 / 35.8秒 / 2,405 不正解 / 38.7秒 / 2,123 不正解 / 6.4秒 / 4
alexa_handoff_initial 欠陥1件 不正解 / 28.4秒 / 1,526 不正解 / 45.6秒 / 1,921 不正解 / 75.5秒 / 1,225
mox_law_initial_retry 欠陥3件 不正解 / 144.0秒 / 6,596 不正解 / 38.3秒 / 41 不正解 / 161.3秒 / 2,706
skm_phase5_compact_retry 欠陥1件 不正解 / 184.8秒 / 7,721 不正解 / 115.8秒 / 3,772 不正解 / 393.6秒 / 6,611
alexa_weather_initial_retry 欠陥1件 不正解 / 284.9秒 / 16,737 不正解 / 151.3秒 / 7,070 要検討 / 397.2秒 / 7,014
smartphone_axis_initial 不明 採点不能 / 66.3秒 / 4,631 採点不能 / 34.5秒 / 1,846 採点不能 / 90.5秒 / 1,813
mox_law_v3 指摘なし 正解 / 9.2秒 / 608 正解 / 7.3秒 / 283 正解 / 2.3秒 / 4
airscope_led_review2 OK 正解 / 8.8秒 / 585 正解 / 5.1秒 / 175 正解 / 12.3秒 / 211
every_golf_serigaya_recovery_retry 欠陥なし 正解 / 87.8秒 / 5,209 正解 / 62.2秒 / 2,113 正解 / 100.8秒 / 1,451
airscope_led_initial 誤BLOCKERなし 不正解 / 35.3秒 / 2,455 正解 / 8.5秒 / 289 正解 / 30.1秒 / 559
codex_control_same_turn_retry 追加指摘なし 正解 / 53.3秒 / 3,649 要検討 / 39.6秒 / 2,207 要検討 / 339.1秒 / 6,800

表の値は「判定 / 所要時間 / 出力トークン数」です。

3-3. 各モデルの回答の中身(要点)
gpt-oss:120b
Qwen3.8 NVFP4
Qwen3.8 8bit

4. Claude による各モデルの評価

ふゆきさんへ: どのモデルも、見つけるべき欠陥8件のうち完全に挙げたものは0件です。単独でデバッグを任せられる水準には届いていません。

1位 Qwen3.8 8bit
2位 Qwen3.8 NVFP4
3位 gpt-oss:120b
重み付けで変わる点

5. テスト運営の問題と、Claude の不手際で失った時間

ふゆきさんへ: 前任セッションと今回のセッションで、Claude の不手際によりふゆきさんをお待たせし、測定をやり直しました。

5-1. 前任セッション(2026-09-16 日中、引き継ぎ書第5章より)
5-2. 今回のセッション(2026-09-16 夜〜17)

6. 依頼文の品質について分かったこと

ふゆきさんへ: 過去11本のうち4本はコードも差分も無く、ルール正本の7項目を満たす依頼は1本もありませんでした。

7. 本番設定との差と影響

ふゆきさんへ: 今の本番設定のままでは、整えた依頼に対して gpt-oss の回答は返りません。

8. 採点基準と、この評価の限界

9. 未実施の項目と次回への申し送り

10. 再現手順と後片付け

ふゆきさんへ: 同じ条件で測り直すための手順と、後片付けのビフォア・アフターは、リポジトリ内の2つの資料にまとめました。

10-1. 後片付けの要点
対象 ビフォア アフター
11434 Ollama PID 1167、モデル読み込みなし PID 1167、モデル読み込みなし
11435 Alexa PID 869 PID 869(操作なし)
11436 MLX 中央キュー配下の bf16 サーバー PID 67454 が待ち受け 待ち受けなし。中央キューが次の依頼で自分で立ち上げ直す
codex_control_lab HEAD 97ca15f9、出力枠などの設定値 HEAD・設定値とも同じ(未コミット変更は測定前の09-15から存在)
mox_system 製品コード セッション開始時の変更状態 同じ(今回の変更なし)
LLM性能評価

20260916-デバッグ評価-ThinkingON

thinking OFF の測定(20260916-ThinkingOFF)と同じ11本を、thinking ON で測り直した記録です。コンテキストは各モデルの上限、出力枠は大きめにとりました。系統B(分割の比較)は保留、Qwen3.8 bf16 は後日対応のため、今回は測っていません。

0. サマリ

ふゆきさんへ: gpt-oss は thinking ON にすると、11本の合計時間が短くなり、判定も良くなりました。NVFP4 は判定がほぼ変わらず、時間が大きく伸びました。8bit は MLX サーバーが生成の途中で落ち続け、測定できませんでした。

0-1. thinking ON の結果
モデル 正解 要検討 不正解 時間切れ・停止 採点不能 見つけるべき欠陥8件の検出 11本の所要時間
gpt-oss:120b 5 1 4 0 1 部分的に1(mox_law_v2 の改行で見逃す欠陥) 678秒(11分18秒)
Qwen3.8 NVFP4 4 1 4 時間切れ1 1 0(ほかに一覧外の正しい指摘1) 6,079秒(1時間41分19秒。時間切れの3600秒を含む)
Qwen3.8 8bit 1 0 0 サーバー停止5 0 測定できず 測定できず(残り5本は打ち切り)
0-2. thinking OFF との比較
モデル 判定(OFF → ON) 11本の所要時間(OFF → ON) 最大の出力トークン(OFF → ON)
gpt-oss:120b 正解4・不正解6・採点不能1 → 正解5・要検討1・不正解4・採点不能1 939秒(15分39秒) → 678秒(11分18秒) 16,737 → 12,549
Qwen3.8 NVFP4 正解4・要検討1・不正解5・採点不能1 → 正解4・要検討1・不正解4・時間切れ1・採点不能1 547秒(9分7秒) → 6,079秒(1時間41分19秒) 7,070 → 31,850
Qwen3.8 8bit 正解4・要検討2・不正解4・採点不能1 → 正解1・サーバー停止5・打ち切り5 1,609秒(26分49秒) → 測定できず 7,014 → 3,627(回答できた1本のみ)

NVFP4 は、時間切れの1本を除いた10本で比べると、OFF 395秒(6分35秒) → ON 2,479秒(41分19秒)で、約6.3倍です。

1. LLM の設定

ふゆきさんへ: 「コンテキストは各モデルの上限、出力枠は大きめ、予備実行で枠を決める工程は省く」という方針で設定しました。上限の値は、この環境の実物で確かめたものです。

1-1. thinking ON で使った設定
モデル コンテキスト 確認元 出力枠 thinking の指定
gpt-oss:120b 131,072 ollama show の context length 116,326 think: true(強さは指定なし。テンプレート4〜9行により medium)
Qwen3.8 NVFP4 262,144 ollama show の context length 246,605 think: true
Qwen3.8 8bit 262,144(MLX は指定する起動引数が無い) config.json 121行 max_position_embeddings 246,594 依頼ごとに chat_template_kwargs.enable_thinking: true
1-2. 使ったメモリ

2. テスト項目

ふゆきさんへ: thinking OFF と同じ11本を使いました。各本の内容、見つけるべき欠陥、選んだ理由は、thinking OFF の記録の第2章にあります。

3. テスト結果

ふゆきさんへ: 判定の基準は thinking OFF と同じです。所要時間は回答1本の実時間で、各モデルの最初の1本(airscope_led_review2)はモデルの読み込み時間を含みます。

3-1. 判定の意味
3-2. 11本の判定と所要時間(thinking ON)
テスト 答え gpt-oss NVFP4 8bit
mox_law_v2 欠陥2件 要検討 / 26.3秒 / 1,725 不正解 / 394.0秒 / 24,660 サーバー停止(約8分50秒)
alexa_handoff_initial 欠陥1件 不正解 / 27.2秒 / 1,448 不正解 / 122.0秒 / 6,261 打ち切り
mox_law_initial_retry 欠陥3件 不正解 / 46.0秒 / 2,613 不正解 / 368.8秒 / 20,688 打ち切り
skm_phase5_compact_retry 欠陥1件 不正解 / 141.2秒 / 7,969 不正解 / 631.4秒 / 31,850 打ち切り
alexa_weather_initial_retry 欠陥1件 不正解 / 208.4秒 / 12,549 時間切れ / 3600秒 打ち切り
smartphone_axis_initial 不明 採点不能 / 52.3秒 / 3,659 採点不能 / 135.0秒 / 7,095 サーバー停止(約8分50秒)
mox_law_v3 指摘なし 正解 / 8.4秒 / 542 正解 / 26.1秒 / 1,633 サーバー停止
airscope_led_review2 OK 正解 / 50.5秒 / 440 正解 / 26.8秒 / 1,098 正解 / 178.3秒 / 3,627
every_golf_serigaya_recovery_retry 欠陥なし 正解 / 43.2秒 / 2,226 正解 / 563.6秒 / 17,674 打ち切り
airscope_led_initial 誤BLOCKERなし 正解 / 26.3秒 / 1,810 正解 / 59.1秒 / 3,138 サーバー停止(約8分50秒)
codex_control_same_turn_retry 追加指摘なし 正解 / 48.2秒 / 3,294 要検討 / 152.3秒 / 8,430 サーバー停止(約8分50秒)

表の値は「判定 / 所要時間 / 出力トークン数」です。出力トークン数は思考の分を含みます。8bit の経緯は第5章にあります。

3-3. thinking OFF から判定が変わった本
モデル テスト OFF ON 変わった点
gpt-oss mox_law_v2 不正解 要検討 見つけるべき2件のうち「改行で分けると見逃す」を入力例つきで挙げた。
gpt-oss airscope_led_initial 不正解 正解 貼られていない定義を推測した BLOCKER を出さなくなった。
NVFP4 alexa_weather_initial_retry 不正解 時間切れ 3600秒以内に回答が返らなかった。

この表は、判定が変わった本の全量です。ほかの本は OFF と同じ判定です(8bit を除く)。

3-4. 各モデルの回答の中身(要点)
gpt-oss:120b
Qwen3.8 NVFP4
Qwen3.8 8bit
3-5. 思考の中身の確認

答えが思考の中にだけ書かれていないかを確かめるため、思考の文章も書き出して確認しました。

この確認は NVFP4 の上記3本だけで、全量ではありません。gpt-oss の思考は、回答本文の採点に必要な範囲でしか読んでいません。思考の文章は answers_thinking_on/ の各ファイルの末尾にあります。

4. Claude による各モデルの評価

ふゆきさんへ: thinking ON でも、見つけるべき欠陥8件を完全に挙げたモデルはありません。単独でデバッグを任せられる水準には届いていません。

1位 gpt-oss:120b(thinking ON)
2位 Qwen3.8 NVFP4(thinking ON)
3位 Qwen3.8 8bit(thinking ON)
thinking OFF の評価との関係

5. 8bit の thinking ON で試したことと、結果が得られなかった経緯

ふゆきさんへ: 8bit は3回試し、回答が得られたのは1本目の airscope_led_review2 だけでした。生成を始めて約8分50秒で MLX サーバーが落ちることが続いたため、ふゆきさんの判断で打ち切りました。

5-1. 試行1(11:14〜11:17): 思考の文章が取れなかった
5-2. 試行2(11:18〜12:57): 同じサーバーで2本目を流すと落ちた
5-3. 試行3(13:09〜14:09): 1本ごとにサーバーを起動し直した
テスト 開始 打ち切り 経過
airscope_led_initial 13:33:32 13:42:22 約8分50秒
smartphone_axis_initial 13:42:27 13:51:18 約8分51秒
codex_control_same_turn_retry 13:51:23 14:00:13 約8分50秒
mox_law_v2 14:00:19 14:09:09 約8分50秒

この表は、自動打ち切りが働いた本の全量です。ログは10秒ごとに見ているため、実際に落ちた時刻は最大10秒早い可能性があります。

5-4. 打ち切り
5-5. 分かったことと、分かっていないこと

6. テスト運営の問題と、Claude の不手際で失った時間

ふゆきさんへ: 今回のセッションでも、Claude の不手際によりふゆきさんのお手を煩わせ、時間を失いました。

7. 依頼文の品質について分かったこと

ふゆきさんへ: thinking OFF の記録の第6章と同じです。thinking ON で新たに分かったことはありません。

8. 本番設定との差と影響

ふゆきさんへ: 本番の出力枠 4,096 と待ち時間600秒のままでは、thinking ON の回答が返らない本があります。

9. 採点基準と、この評価の限界

10. 未実施の項目と次回への申し送り

11. 再現手順と後片付け

ふゆきさんへ: 同じ条件で測り直すためのコマンドと、後片付けの結果です。

11-1. 再現手順
11-2. 後片付けの結果(2026-09-17 14時台に確認)
対象 測定前 測定後
11434 Ollama モデル読み込みなし モデル読み込みなし(各モデルの終了時にアンロード)
11435 Alexa PID 869(09-16 の記録) PID 869(操作なし)
11436 MLX 待ち受けなし 待ち受けなし(測定で起動したサーバーはすべて終了)
中央キュー qwen-shared.py PID 46674(9月15日起動) PID 46674(操作なし)
codex_control_lab 未コミット変更あり(測定前の09-15から存在) 同じ(今回の編集なし)
mox_system セッション開始時の変更状態 同じ。増えたのは評価フォルダの中身だけ
打ち切り用ファイル 無し 無し(ふゆきさんが削除)
LLM性能評価

20260916-デバッグ評価-Haiku

thinking OFF・thinking ON と同じ11本のデバッグ依頼を、Claude Haiku に回答させた参考記録です。ローカルの LLM とは呼び出し方も設定も揃えられていないため、比較は参考値です。どこが揃っていないかは第1章に並べました。

0. サマリ

ふゆきさんへ: Haiku の判定の数は gpt-oss(thinking ON)と同じで、見つけた欠陥も同じ1件でした。誤った BLOCKER は出しませんでしたが、判定マーカーを求めた4本のうち3本でマーカーを付けておらず、本番の経路ではその3本の回答が弾かれます。

モデル 正解 要検討 不正解 時間切れ・停止 採点不能 見つけるべき欠陥8件の検出 作り直した4本の誤った指摘 判定マーカーの欠落(4本中)
Claude Haiku(参考) 5 1 4 0 1 部分的に1(mox_law_v2 の改行で見逃す欠陥) 0 3
gpt-oss:120b(thinking ON) 5 1 4 0 1 部分的に1(同じ欠陥) 3 0
モデル 11本の所要時間の合計 1本の最短〜最長 全本がそろうまでの実時間
Claude Haiku(参考) 931秒(15分31秒) 29.1〜169.2秒 約2分49秒(11本を並行で実行)
gpt-oss:120b(thinking ON) 678秒(11分18秒) 8.4〜208.4秒 11分19秒(1本ずつ順に実行)

Haiku の所要時間は、サブエージェントの起動から完了までで、依頼ファイルの読み込みを含みます。ローカルの LLM の「1回答の応答時間」とはそのまま比べられません。

1. LLM の設定

ふゆきさんへ: この Mac には Anthropic の API キーが設定されていなかったため、測定ハーネスから API を直接呼べませんでした。代わりに Claude Code のサブエージェントを Haiku で起動して回答させたため、下の表のとおり、揃えられない条件があります。

1-1. thinking OFF・thinking ON・Haiku の条件の違い
項目 thinking OFF thinking ON Claude Haiku(参考)
実行場所 この Mac(ローカル) この Mac(ローカル) Anthropic のクラウド
呼び出し方 runner.py から Ollama・MLX の API を直接 同左 Claude Code のサブエージェント(model: haiku)
依頼の渡し方 依頼ファイルの本文をそのまま送信 同左 依頼ファイルのパスを渡し、Read で読ませた
道具の使用 なし なし 依頼ファイルの Read だけ(全本とも2回)
コンテキスト 32,768〜65,536(8bit は指定不可) 各モデルの上限 指定できない
出力枠 8,192〜20,000 コンテキスト − 最大入力 指定できない
thinking off on(gpt-oss は medium) 指定していない
temperature・top_p 0・1 0・1 指定できない
判定マーカー指示 作り直した4本だけ末尾に付けた 同左 作り直した4本だけ「末尾に付いているものとして従う」と指示した
所要時間の測り方 1回答の応答時間 同左 サブエージェントの起動から完了まで
トークン数 出力トークン数 出力トークン数(思考を含む) サブエージェント全体の使用量(入力を含む)
実行の順序 1本ずつ 1本ずつ 11本を並行
回数 各1回 各1回 各1回
1-2. Haiku に渡した指示

2. テスト項目

ふゆきさんへ: thinking OFF・thinking ON と同じ11本です。各本の内容と見つけるべき欠陥は、thinking OFF の記録の第2章にあります。

3. テスト結果

ふゆきさんへ: 判定の基準は thinking OFF・thinking ON と同じです。回答の主張は依頼文と突き合わせてから判定しました。

3-1. 判定の意味
3-2. Haiku の11本の判定と所要時間
テスト 答え 判定 所要時間 トークン(全体) 判定マーカー
mox_law_v2 欠陥2件 要検討 49.9秒 36,818 指示なしの本
alexa_handoff_initial 欠陥1件 不正解 83.1秒 44,385 指示なしの本
mox_law_initial_retry 欠陥3件 不正解 169.2秒 55,616 なし
skm_phase5_compact_retry 欠陥1件 不正解 110.1秒 60,380 なし
alexa_weather_initial_retry 欠陥1件 不正解 138.1秒 60,373 なし
smartphone_axis_initial 不明 採点不能 35.5秒 34,229 指示なしの本
mox_law_v3 指摘なし 正解 38.2秒 33,698 指示なしの本
airscope_led_review2 OK 正解 29.1秒 32,988 指示なしの本
every_golf_serigaya_recovery_retry 欠陥なし 正解 129.8秒 54,844 あり(PASS)
airscope_led_initial 誤BLOCKERなし 正解 37.6秒 34,308 指示なしの本
codex_control_same_turn_retry 追加指摘なし 正解 110.4秒 42,708 指示なしの本
3-3. 本ごとの判定の横並び(thinking OFF・thinking ON・Haiku)
テスト 答え gpt-oss OFF gpt-oss ON NVFP4 OFF NVFP4 ON 8bit OFF 8bit ON Haiku
mox_law_v2 欠陥2件 不正解 要検討 不正解 不正解 不正解 停止 要検討
alexa_handoff_initial 欠陥1件 不正解 不正解 不正解 不正解 不正解 打ち切り 不正解
mox_law_initial_retry 欠陥3件 不正解 不正解 不正解 不正解 不正解 打ち切り 不正解
skm_phase5_compact_retry 欠陥1件 不正解 不正解 不正解 不正解 不正解 打ち切り 不正解
alexa_weather_initial_retry 欠陥1件 不正解 不正解 不正解 時間切れ 要検討 打ち切り 不正解
smartphone_axis_initial 不明 採点不能 採点不能 採点不能 採点不能 採点不能 停止 採点不能
mox_law_v3 指摘なし 正解 正解 正解 正解 正解 停止 正解
airscope_led_review2 OK 正解 正解 正解 正解 正解 正解 正解
every_golf_serigaya_recovery_retry 欠陥なし 正解 正解 正解 正解 正解 打ち切り 正解
airscope_led_initial 誤BLOCKERなし 不正解 正解 正解 正解 正解 停止 正解
codex_control_same_turn_retry 追加指摘なし 正解 正解 要検討 要検討 要検討 停止 正解

「停止」は MLX サーバーが生成の途中で落ちた本、「打ち切り」は 8bit の thinking ON を打ち切ったため流さなかった本です(thinking ON の記録の第5章)。

3-4. Haiku の回答の中身(要点)

4. Claude による評価

ふゆきさんへ: Haiku も、見つけるべき欠陥8件を完全に挙げた本はありません。単独でデバッグを任せられる水準には届いていません。

gpt-oss(thinking ON)と比べて良い点
gpt-oss(thinking ON)と比べて劣る点
位置づけ

5. 条件の違いと、この比較の限界

6. テスト運営の問題

7. 再現手順

8. thinking OFF・thinking ON・Haiku のサマリ

ふゆきさんへ: 3つの記録の結果を1つの表にまとめました。Haiku は条件が揃っていない参考値です。

モデル・条件 実行場所 正解 要検討 不正解 時間切れ・停止・打ち切り 採点不能 見つけるべき欠陥8件の検出 作り直した4本の誤った指摘 11本の所要時間
gpt-oss:120b(thinking OFF) ローカル 4 0 6 0 1 0 4 939秒(15分39秒)
gpt-oss:120b(thinking ON) ローカル 5 1 4 0 1 部分的に1 3 678秒(11分18秒)
Qwen3.8 NVFP4(thinking OFF) ローカル 4 1 5 0 1 0 0 547秒(9分7秒)
Qwen3.8 NVFP4(thinking ON) ローカル 4 1 4 時間切れ1 1 0(一覧外の正しい指摘1) 1(軽い読み違い) 6,079秒(1時間41分19秒。時間切れ3600秒を含む)
Qwen3.8 8bit(thinking OFF) ローカル 4 2 4 0 1 部分的に1(一覧外の正しい指摘1) 2 1,609秒(26分49秒)
Qwen3.8 8bit(thinking ON) ローカル 1 0 0 停止5・打ち切り5 0 測定できず 測定できず 測定できず
Claude Haiku(参考) クラウド 5 1 4 0 1 部分的に1 0 931秒(15分31秒。並行実行で実時間約2分49秒)

9. 重みを付けた総合順位(正解率40%・コスト30%・速度30%)

ふゆきさんへ: ふゆきさんが決めた比率(正解率40%・コスト30%・速度30%)で点数を付けました。コストには LLM の利用料だけでなく、LLM の回答が悪いときにエージェントが行う確認・再手配・やり直しの手間を含めています。この手間の重みは Claude が置いた仮定で、実測ではありません。

9-1. 順位
順位 モデル・条件 正解率(40%) コスト(30%) 速度(30%) 合計
1 Qwen3.8 NVFP4(thinking OFF) 45点 87.5点 100点 74.3点
2 gpt-oss:120b(thinking ON) 55点 87.5点 80.7点 72.5点
3 Claude Haiku(参考) 55点 100点 58.8点 69.6点
4 Qwen3.8 8bit(thinking OFF) 50点 91.3点 34.0点 57.6点
5 gpt-oss:120b(thinking OFF) 40点 75.0点 58.3点 56.0点
6 Qwen3.8 NVFP4(thinking ON) 45点 80.8点 9.0点 44.9点
7 Qwen3.8 8bit(thinking ON) 10点 61.8点 0点 22.5点

合計 = 正解率 × 0.4 + コスト × 0.3 + 速度 × 0.3。各項目は100点満点です。

9-2. 正解率の付け方
9-3. コストの付け方

LLM がデバッグ結果を返した後、Codex などのエージェントはその結果を確かめ、必要なら依頼を出し直し、見逃しがあれば後でやり直します。この手間を「手戻り」として数え、コストの点数にしました。

モデル・条件 誤った指摘(作り直した4本) 回答なし 見逃し(8件中) 手戻りの単位数 コストの点数
Claude Haiku(参考) 0 0 7 21 100点
Qwen3.8 8bit(thinking OFF) 2 0 7 23 91.3点
gpt-oss:120b(thinking ON) 3 0 7 24 87.5点
Qwen3.8 NVFP4(thinking OFF) 0 0 8 24 87.5点
Qwen3.8 NVFP4(thinking ON) 1 1 8 26 80.8点
gpt-oss:120b(thinking OFF) 4 0 8 28 75.0点
Qwen3.8 8bit(thinking ON) 測定できず(0として計算) 10 8 34 61.8点

この表は7つのモデル・条件の全量です。見逃しの「7」は、見つけるべき8件のうち部分的に1件を挙げた分を検出として数えたものです。

9-4. 誤った指摘の数え方
9-5. 速度の付け方
9-6. 仮定で順位が変わるところ

10. 完走したテストから分かった、各モデルの推奨設定

ふゆきさんへ: 11本を最後まで流せたモデル・条件について、実測した入力・出力・時間・メモリから、動かすときの設定をまとめました。数値は今回の11本の実測に基づくもので、もっと大きな依頼では足りない可能性があります。

10-1. 設定の一覧
モデル・条件 実行基盤 thinking の指定 コンテキスト 出力枠 1回答の待ち時間の上限 メモリ(実測)
gpt-oss:120b(thinking ON) Ollama 11434 think: true(強さ指定なし = medium) 32,768 以上(必要量の実測最大 25,120)。131,072 で完走を確認 16,384 以上(実測最大 12,549) 600秒で足りる(実測最長 208.4秒) 131,072 で読み込み後の空き23%
gpt-oss:120b(thinking OFF) Ollama 11434 think: false 32,768(65,536 では空き12〜15%になり、Claude Code がバックグラウンド処理を止めた) 20,000 以上(off でも内部推論に使う。実測最大 16,737) 600秒で足りる(実測最長 284.9秒) 空き12〜15%(65,536 のとき)
Qwen3.8 NVFP4(thinking OFF) Ollama 11434 think: false 32,768 以上(必要量の実測最大 20,264) 12,000 程度(8,192 で書き切ったが実測最大 7,070 で余裕が小さい) 600秒で足りる(実測最長 151.3秒) 重み約18GB
Qwen3.8 NVFP4(thinking ON) Ollama 11434 think: true 65,536 以上(必要量の実測最大 47,387)。262,144 で動作を確認 40,000 以上(実測最大 31,850) 600秒では足りない(skm_phase5_compact_retry 631.4秒、alexa_weather_initial_retry は3600秒でも返らず) 262,144 で読み込み後の空き75%
Qwen3.8 8bit(thinking OFF) MLX mlx_lm.server 11436 依頼ごとに enable_thinking: false 指定する起動引数が無い(入力 15,550 トークンを処理できた) 依頼ごとに 12,000 程度(8,192 で書き切ったが実測最大 7,014)。起動引数 --max-tokens 1024 は依頼側の値で上書きされる 600秒で足りる(実測最長 397.2秒) サーバー使用約28.6GB、空き56%

この表は、11本を最後まで流せた5つのモデル・条件の全量です。「必要量」は、11本のうち「入力トークン + 出力トークン」が最も大きかった本の値です。

10-2. 注釈
10-3. 推奨設定を出せなかったもの
LLM性能評価

20260918-コーディング評価

0. ふゆきさん向けのまとめ

ローカルLLMに実際のコミットと同じ実装を書かせ、テストと検収で合否を測りました。小さな変更ならローカルに任せられます。落ちる原因はコードの理解力ではなく、ファイル全文を書き写すときの崩れです。

決めていただきたいこと: ①任せる範囲の線(上の目安で良いか) ②空白の変更だけで不合格にする基準を続けるか ③1トライ目をローカル、NG なら Haiku か Luna に回す運用を採るか。

1. 測った内容

過去の実コミット6本を題材に、Opus が要件と関係コードの全文を渡して発注し、モデルが変更後のファイルを全文で返し、Opus がテストとチェックリストで検収しました。NG は最大3回まで直させ、3回目も NG なら不合格です。

条件は Qwen3.8 NVFP4(思考なし/思考あり)、gpt-oss:120b(思考あり/思考なし)、Qwen3.8 8bit(思考なし)、参考として Claude Haiku です。テストはモデルに見せず、修正依頼には指摘と落ちたテスト名・例外だけを渡しました。

2. 結果のサマリ

下の表は測定した全量です。空欄は測っていません。

条件易1易2中1中2中3難1
NVFP4 思考なし2回目で合格不合格不合格3回目で合格2回目で合格不合格
NVFP4 思考あり2回目で合格不合格未測定未測定未測定未測定
gpt-oss 思考あり2回目で合格不合格未測定未測定未測定未測定
gpt-oss 思考なし1回目で合格不合格未測定未測定未測定未測定
8bit 思考なし1回目で合格1回目で合格不合格不合格(打ち切り)未測定未測定
Claude Haiku(参考)1回目で合格1回目で合格不合格保留(1回目NG)保留(1回目NG)3回目で合格

判定済み22本の内訳は、合格11本・不合格9本・保留2本です。

3. 時間と量の実測

下の表は、その題材を終えるまでの全トライの合計です(全量)。ローカルは出力トークン数、Haiku はサブエージェントの全体量(入力を含む)で、そのままでは比べられません。

条件題材トライ数合計秒トークン
NVFP4 思考なし易12152.411,438
NVFP4 思考なし易23498.133,355
NVFP4 思考なし中132,358.0109,021
NVFP4 思考なし中23291.620,415
NVFP4 思考なし中32137.99,214
NVFP4 思考なし難131,048.961,062
NVFP4 思考あり易12189.113,906
NVFP4 思考あり易23870.852,491
gpt-oss 思考あり易12176.711,869
gpt-oss 思考あり易23539.133,348
gpt-oss 思考なし易1192.16,251
gpt-oss 思考なし易23517.632,256
8bit 思考なし易11278.15,723
8bit 思考なし易21556.211,124
8bit 思考なし中13(3回目は打ち切り)6,499.672,554
8bit 思考なし中22697.313,941
Claude Haiku易1195.147,510
Claude Haiku易21154.362,947
Claude Haiku中11585.9140,865
Claude Haiku難13728.2335,862

返す量と時間の関係が最もはっきり出たのは 8bit です。易1(出力 5,723)が 278秒、中1(出力 36,272)が 2,062秒で、約6.3倍の出力に約7.4倍の時間がかかりました。

4. 落ちた原因

不合格9本の、最後のトライでの理由です(全量)。

条件・題材テスト理由
NVFP4 思考なし・易2動かずhub.py の字下げが空白1つずれ、読み込めない
NVFP4 思考なし・中1353/353頼んでいない空白の変更が約60か所
NVFP4 思考なし・難164/64行末コメントの前の空白2行が元に戻らない
NVFP4 思考あり・易2110/110続きの行の字下げを空白1つ減らす変更が約30行
gpt-oss 思考あり・易2109/110無関係な SQL の書き換えが1か所残り、表定義の改行も変更
gpt-oss 思考なし・易2動かず既存メソッド3つ(約150行)が回答から脱落
8bit 思考なし・中1353/353無関係な変数の書き換え(3回目は時間切れで打ち切り)
8bit 思考なし・中232/34→未送信判定の消し過ぎ、次のトライは見出しなしの形式崩れ
Claude Haiku・中1実行せず出力上限32,000トークンで回答が2つに分かれ、片方しか取り出せない

テストが全部通ったのに不合格になったのは4本(NVFP4 思考なしの中1・難1、NVFP4 思考ありの易2、8bit 思考なしの中1)です。いずれも要件外の書き換えが残ったためです。

5. 判定の基準と注意書き

頼んでいない変更は、動作に関係しない空白の変更でも NG としました。この厳しさが妥当かどうかは未決で、ふゆきさんのご判断を待っています。

6. Claude Haiku の参考結果

Haiku は Claude Code のサブエージェントで測りました(API からは測れないため)。

7. ローカルに任せられる範囲

実測から引いた目安です。判定は、渡すファイルのバイト数と返させる量だけで決まるため、誰でも同じに判定できます。

区分目安実測の裏づけ
ローカルに任せる渡すファイル合計 60KB 以下、返させる全文 1.2万トークン以下易1 25KB・易2 54KB・中2 28KB・中3 36KB で合格例あり。1回 60〜560秒
上位モデルに回す1ファイルが 100KB 超、または返させる全文が 3万トークン超中1 129KB・難1 102KB は全条件で不合格。1回 約12〜38分

8. 運用の案

9. 採点(重みつきの順位)

6本すべてを測れた条件が無いため、易1・易2 の2本がそろっている6条件だけで順位を出しました。重みは正確さ40%・手戻り30%・速度30%です。正確さは合格本数、手戻りは総トライ数、速度は2本の合計秒で、いずれも最良を100点として比べています。

順位条件合格トライ数合計秒総合
1Claude Haiku(参考)2/22249.3100.0
28bit 思考なし2/22834.379.0
3gpt-oss 思考なし1/24609.747.3
4NVFP4 思考なし1/25650.443.5
5gpt-oss 思考あり1/25715.842.4
6NVFP4 思考あり1/251,059.939.1

この順位は易1・易2 の2本だけの結果です。全6本での順位は、条件ごとに測った本数が違うため出していません。Haiku の利用料は、トークン量の内訳(入力と出力)を分けて測れていないため、金額は入れていません。

10. 未測定と残務

11. 記録の置き場所

この本文の数値は、上の記録ファイルから集計したものです。表はいずれも代表例ではなく、測定した全量です。